中部経済新聞に記事掲載されました

13.04.25

中部経済新聞様 3月5日版 弊社の記事が掲載されました。

記事の内容は以下の通りです



中部エコテック(本社名古屋市南区白水町36の179)の発酵乾燥機「コンポシリーズ」は、

牛や豚、鶏の排せつ物など畜ふんを堆肥化するプラント。発酵作用を利用し、低コストで

効率的に畜ふんを堆肥化できるのが特徴だ。畜ふん処理の問題に直面する畜産農家の要望

に応え、国内外で約3500の畜産農家や産廃処理業者が同社の発酵乾燥機を使用する。

同社は配合飼料メーカーの中部飼料の連結子会社。発酵乾燥機は、中部飼料が鶏ふんの処理

装置の開発を求める養鶏農家の要望を受けて開発した。開発を始めた1970年代、鶏卵の需要

増加に合わせて養鶏農家は事業規模を数千羽から数万羽へと大幅に拡大。鶏ふんの処理量も

増大し、効率的な処理が喫緊の課題になっていた。

水分に困り発想転換

当初の処理装置は、ドラム缶のような金属製の円筒を横に寝かせたような形状。筒を回転

させて鶏ふんをかくはんし、熱風を送り込み乾燥させていた。しかし多量に水分を含んだ

鶏ふんが円筒内にへばりついてしまい始末に負えない。さらにおがくずなど水分調整剤を

加えるため「廃棄物を減らすはずが逆に増やしてしまう」(川崎浩二中部エコテック社長

)と逆効果にも。石油危機で熱風を送り込む燃料費も高騰し、処理コストが農家の経営に

重くのしかかった。

いかにして鶏ふん処理の効率を高めるか。「筒を横ではなく、縦にしたらどうか」(川崎社長)

という案にたどりつく。従来のように円筒を回転させてかくはんするのではなく、円筒内で「羽根」

を回してかくはんし、さらに機械的な熱風ではなく自然の「発酵作用」で乾燥させて堆肥化する。

実際に養鶏農家に使いやすさや効果などを試してもらい、農家の意見を取り入れながら製品化を進めた。

「種」が乾燥を促進

処理装置の仕組みはこうだ。乾燥機の円筒(タンク)に鶏ふんを投入する。タンク内にはあらかじめ

乾燥した鶏ふんが一定程度入っており、ローターでかくはんすると水分を含んだ鶏ふんと乾燥した

鶏ふんが混ざり合う。すると乾燥した鶏ふんが「種」の役割を果たして発酵が始まる。発酵作用で

水分を含んだ鶏ふんが熱を帯び、自然に水分が蒸発する。

一連の処理作業は自動運転のため「養鶏農家の作業負担を減らし、処理コストも5分の1程度になった」

(川崎社長)とその効果は大きかった。

中部飼料は取引先以外にも発酵乾燥機を拡販するため、事業部を独立。94年に中部エコテックを立ち上げた。

中部エコテックは事業規模を拡大する養鶏・畜産農家のニーズに応えて大型機を投入。それに伴い動力を

電動式から油圧式に変更したことでギアなど壊れやすい機構がなくなり、メンテナンスにかかる費用も

大幅に減った。

同社の発酵乾燥機は国内だけでなく、東南アジアなどにもユーザーが広がる。

川崎社長は「さらに処理コストを抑えた次世代機種の開発を進めたい」と意気込む。